10月の本
はぁ、もう10月も終わりで今日はハロウィンなんですね~、一ヶ月ってホントにあっと言う間。
冬時間が始まって、一日が終わるのもあっと言う間になって来つつある今日この頃。
以前にも増して、有効な時間の使い方が大きな課題です・・・。
さて、今月読んだ本は以下の3冊。
ここ最近、月に3冊が定着しつつあるみたいです。
「名もなき毒」
著者:宮部みゆき
出版:幻冬舎
シリーズ前作とも言うべき「誰か」は、読んでいてイマイチ入り込めなかったので、こちらはどうかなぁとあまり期待せず、それでも買ってしまった一冊です。連続無差別毒殺事件の犯人は誰なのか、主人公の同僚、原田いずみの執拗な嫌がらせは何のため?「模倣犯」や「蒲生邸~」のようなドキドキはないけど、せつな~い感じが残ります。読んだ後にズシーンと来ます。一気に読んでしまった一冊です。
「風の男白洲次郎」
著者:青柳恵介
出版:新潮文庫
先月読んだ「占領を背負った男」よりも、友人とのエピソードだったり、彼の言葉だったりが多く詰まっていて、彼の人となりをより知るのには面白い一冊となりました。
筋が通っていて、自分の言葉で意見を述べる、と言うのは簡単なことのようで、実は実行できている人はなかなかいないんだな、とこの本を読むと痛感させられます。
「オリガ・モリソヴナの反語法」
著者:米原万里
出版:集英社文庫
こちらは、読書好きの友人に薦めてもらって読んだ一冊です。
主人公は、10代をプラハのソビエト学校で過ごした日本人女性。かつてそこで舞踊を教えていたオリガ・モリソヴナの人生の謎を追っていくと、ロシアの粛清や収容所での生活、同級生の生い立ちなどが明らかになっていきます。半分はミステリー、半分は歴史小説といった感じで、米原万里さんの淡々とした、でも生気に満ちた文章でどんどんストーリーに引き込まれて行きました。
自分では、多分手に取る事のなかった本だと思うので、紹介してくれた友達には感謝です!
米原さん、若くして亡くなってしまったんですよね・・・。存命だったら、色んな作品を書かれただろうに、と思うと悔やまれます。
最近はTVを見る時間が増えてしまって、読書がペースダウン中。
来月は三浦綾子の「ガラシャ夫人」が届くことになっているので、楽しみにしているところです。
三浦綾子さんの本を始めて読んだのは中学校1年生の時です。
当時私が通っていた塾は少し変わっていて、毎週、通称「あらすじ」という宿題を提出していました。
塾から配られる本を30ページ読み、そのあらすじをまとめて提出すると言うもの。
そうすると、授業中に先生の奥様(個人経営の小さな塾だったので)が生徒のあらすじをチェックして、漢字や文章を訂正して返してくれるんです。
そこで始めて読んだ「氷点」は、今までに何度も繰り返し読んで来ましたし、赤川次郎もここで知りました。
受験勉強の中でも、読書の習慣を無くさずにここまで来られたのは、このあらすじの宿題の功績も大だったなぁと、はるか昔のことを懐かしく思い出しました。
冬時間が始まって、一日が終わるのもあっと言う間になって来つつある今日この頃。
以前にも増して、有効な時間の使い方が大きな課題です・・・。
さて、今月読んだ本は以下の3冊。
ここ最近、月に3冊が定着しつつあるみたいです。
「名もなき毒」
著者:宮部みゆき
出版:幻冬舎
シリーズ前作とも言うべき「誰か」は、読んでいてイマイチ入り込めなかったので、こちらはどうかなぁとあまり期待せず、それでも買ってしまった一冊です。連続無差別毒殺事件の犯人は誰なのか、主人公の同僚、原田いずみの執拗な嫌がらせは何のため?「模倣犯」や「蒲生邸~」のようなドキドキはないけど、せつな~い感じが残ります。読んだ後にズシーンと来ます。一気に読んでしまった一冊です。
「風の男白洲次郎」
著者:青柳恵介
出版:新潮文庫
先月読んだ「占領を背負った男」よりも、友人とのエピソードだったり、彼の言葉だったりが多く詰まっていて、彼の人となりをより知るのには面白い一冊となりました。
筋が通っていて、自分の言葉で意見を述べる、と言うのは簡単なことのようで、実は実行できている人はなかなかいないんだな、とこの本を読むと痛感させられます。
「オリガ・モリソヴナの反語法」
著者:米原万里
出版:集英社文庫
こちらは、読書好きの友人に薦めてもらって読んだ一冊です。
主人公は、10代をプラハのソビエト学校で過ごした日本人女性。かつてそこで舞踊を教えていたオリガ・モリソヴナの人生の謎を追っていくと、ロシアの粛清や収容所での生活、同級生の生い立ちなどが明らかになっていきます。半分はミステリー、半分は歴史小説といった感じで、米原万里さんの淡々とした、でも生気に満ちた文章でどんどんストーリーに引き込まれて行きました。
自分では、多分手に取る事のなかった本だと思うので、紹介してくれた友達には感謝です!
米原さん、若くして亡くなってしまったんですよね・・・。存命だったら、色んな作品を書かれただろうに、と思うと悔やまれます。
最近はTVを見る時間が増えてしまって、読書がペースダウン中。
来月は三浦綾子の「ガラシャ夫人」が届くことになっているので、楽しみにしているところです。
三浦綾子さんの本を始めて読んだのは中学校1年生の時です。
当時私が通っていた塾は少し変わっていて、毎週、通称「あらすじ」という宿題を提出していました。
塾から配られる本を30ページ読み、そのあらすじをまとめて提出すると言うもの。
そうすると、授業中に先生の奥様(個人経営の小さな塾だったので)が生徒のあらすじをチェックして、漢字や文章を訂正して返してくれるんです。
そこで始めて読んだ「氷点」は、今までに何度も繰り返し読んで来ましたし、赤川次郎もここで知りました。
受験勉強の中でも、読書の習慣を無くさずにここまで来られたのは、このあらすじの宿題の功績も大だったなぁと、はるか昔のことを懐かしく思い出しました。
by yohko_greenleaf
| 2006-10-31 17:09
| ★books
HN:はっぱ。 カナダとドイツで10年暮らし、2010年2月に日本に戻ってきました!
by yohko_greenleaf
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