過疎の村でのお葬式
私が一時帰国から戻ったら、入れ違うようにオットが出張へ行ってしまい、何となくハリのない日々を送っています。更新もサボリ気味・・・。
さて、少し前になりますがオットのおじいちゃんのお葬式の時のお話です。
おじいちゃんの家には私は数えるほどしか行ったことがないのですが、これがまた激しく田舎なんです。
何年か前に、一応”市”にはなったものの、実際は村も村!
未だに携帯は圏外(今時の日本にも、まだ圏外は存在するんですね~)で、5分ほど歩いていかないとつながらないし、夜はホントに真っ暗で、皆さん懐中電灯を持って夜道を歩きます。一度は山で狩の標的になってしまった鹿が、弾を受けたまま、家の前に逃げてきたこともありましたっけ・・・。
まあ、そんな自然たっぷりな山間の村なので、オットが小さい頃は夏休み&冬休みの度におじいちゃんの所へ行って、川で泳いだり、麺工場を手伝ったりしていました。そうそう、おじいちゃんは、製麺の工場をしていて、一時期は近所の炭鉱やスキー場に大量のうどんやラーメン、おそばを納めていたそうで、年末のお手伝いはオット兄弟には毎年の恒例行事だったそうです。
亡くなる直前まで、たまに機械を動かしていたそうで、今回も「これが最後だよ~」って、おじいちゃんが打った麺をいただいたし、お経をあげに来てくれた住職さんも、毎年おじいちゃんのお蕎麦を食べて年を越していたそうです・・・。
話がそれましたが、まあとにかく、ドがついても足らないほどの田舎なわけです。
となると、義父の世代が”若者”と呼ばれ、私たちの年の人たちはほとんど都会へ出てしまいます。少ない人たちで協力して生活を送っていくためにリンポなる組織が存在しました。
何なんだリンポって!?!?
と思っていたら、隣を保つと書いて隣保(おっ!変換したらちゃんと出てきた!!)なんだそうです。
お葬式ともなると、そこはリンポの出番。今回は自宅での葬儀&告別式だったので、何かにつけあれやこれやと口を出されるわけです。
(↑、ね!?本当に田舎の雰囲気でしょう?)
例えば、こんなお花にしても、「これは数が多すぎる」「次の人のことを考えると、これはちょっと・・・」「一人何個までって決まってるんです」と横槍を入れられて、好きに出来ない。
驚いたのは、告別式の翌日早朝に「リンポ」の人がやってきて、葬儀の時のお弁当について、文句を言い始めるではないですか!
・葬儀の時のお弁当は800円~1200円と決まっているのに、昨日のは豪華すぎた。
・刺身も入っていたから、1500円はくだらないに違いない!
・○○さんは、お弁当がもらえなかったと言っていた・・・
と言った具合です。
さすがにこれには義父もキレ気味で、仕出屋さんの領収証までつきつけて、「昨日の弁当は1000円です。見てみろ、ホレ!!」とやっておりました・・・。
少ない年寄りで何とか協力して生活していこう、となると、肩を寄せ合って、なんでも相談していかないといけないんでしょうけど、今回の葬儀は、いろんな意味でとってもカルチャーショックでありました。。。
それにしても、自宅でお通夜&告別式は何かと大変なんですね~。
さて、少し前になりますがオットのおじいちゃんのお葬式の時のお話です。
おじいちゃんの家には私は数えるほどしか行ったことがないのですが、これがまた激しく田舎なんです。
何年か前に、一応”市”にはなったものの、実際は村も村!
未だに携帯は圏外(今時の日本にも、まだ圏外は存在するんですね~)で、5分ほど歩いていかないとつながらないし、夜はホントに真っ暗で、皆さん懐中電灯を持って夜道を歩きます。一度は山で狩の標的になってしまった鹿が、弾を受けたまま、家の前に逃げてきたこともありましたっけ・・・。
まあ、そんな自然たっぷりな山間の村なので、オットが小さい頃は夏休み&冬休みの度におじいちゃんの所へ行って、川で泳いだり、麺工場を手伝ったりしていました。そうそう、おじいちゃんは、製麺の工場をしていて、一時期は近所の炭鉱やスキー場に大量のうどんやラーメン、おそばを納めていたそうで、年末のお手伝いはオット兄弟には毎年の恒例行事だったそうです。
亡くなる直前まで、たまに機械を動かしていたそうで、今回も「これが最後だよ~」って、おじいちゃんが打った麺をいただいたし、お経をあげに来てくれた住職さんも、毎年おじいちゃんのお蕎麦を食べて年を越していたそうです・・・。
話がそれましたが、まあとにかく、ドがついても足らないほどの田舎なわけです。
となると、義父の世代が”若者”と呼ばれ、私たちの年の人たちはほとんど都会へ出てしまいます。少ない人たちで協力して生活を送っていくためにリンポなる組織が存在しました。
何なんだリンポって!?!?
と思っていたら、隣を保つと書いて隣保(おっ!変換したらちゃんと出てきた!!)なんだそうです。
お葬式ともなると、そこはリンポの出番。今回は自宅での葬儀&告別式だったので、何かにつけあれやこれやと口を出されるわけです。
(↑、ね!?本当に田舎の雰囲気でしょう?)
例えば、こんなお花にしても、「これは数が多すぎる」「次の人のことを考えると、これはちょっと・・・」「一人何個までって決まってるんです」と横槍を入れられて、好きに出来ない。
驚いたのは、告別式の翌日早朝に「リンポ」の人がやってきて、葬儀の時のお弁当について、文句を言い始めるではないですか!
・葬儀の時のお弁当は800円~1200円と決まっているのに、昨日のは豪華すぎた。
・刺身も入っていたから、1500円はくだらないに違いない!
・○○さんは、お弁当がもらえなかったと言っていた・・・
と言った具合です。
さすがにこれには義父もキレ気味で、仕出屋さんの領収証までつきつけて、「昨日の弁当は1000円です。見てみろ、ホレ!!」とやっておりました・・・。
少ない年寄りで何とか協力して生活していこう、となると、肩を寄せ合って、なんでも相談していかないといけないんでしょうけど、今回の葬儀は、いろんな意味でとってもカルチャーショックでありました。。。
それにしても、自宅でお通夜&告別式は何かと大変なんですね~。
by yohko_greenleaf
| 2005-11-09 17:17
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HN:はっぱ。 カナダとドイツで10年暮らし、2010年2月に日本に戻ってきました!
by yohko_greenleaf
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