小曽根真&Paul Guldaコンサート
さて、日曜日はザルツブルグからさらに東へと車を走らせ、
Kremsmünsterと言う小さな町へやってきました。
四方を緑に囲まれた、とーーってものどかな所です!
今回は小曽根さんとパウル グルダ氏(フリードリヒ グルダの息子さんです)とのデュオコンサート。
車の中で「モーツァルトのピアノ2台のためのソナタ」をたっぷり予習して臨みます。
この町のお城に、故フリードリヒ グルダの博物館がありまして、
これがご縁で、パウルさんはしばしこの地へやってこられるそうです。
中庭では、ネズミちゃんがバイオリンを弾きながらお出迎え~♬
会場の雰囲気もすごーーくステキ!!
向かい合わせに置かれた2台のピアノ、手前の方はふたが取り外されているのですが、
お父さんのミュージアムから運んできたんだそうで、なんと御年110歳の年代物!
足には車輪もついていませんでしたので、動かすのがさぞ大変だったことでしょう。
Bechsteinのもので、まるでアンティークの家具のような美しい模様があったんですけど、
上手く写真に収められませんでした。。。
コンサートの方は、小曽根さんのソロで幕を開け、途中からグルダさんが登場!
この2人のパワー、只者ではなかったです。。。
グルダさん、ピアノを弾いていない時は、ホントにその辺にいるおじ様という感じなんですけど、
ピアノの前に座った途端、まるで田村正和か!?と突っ込みたくなってしまうようなポーズで
"どこぞの世界"と交信を始めるんです。
よく、小曽根さんもピアノを弾きながら天を仰ぐようなポーズを取ることがあって、
私は「うわ~、音楽の神が降りてきてるんだろうな~」と思って見ているのですが、
グルダさんは神が降りるのを待つではなく、自分からコンタクトを取りに異空間に突っ込んで行ってる、といった雰囲気。
ピアノの弾き方も個性的で、まっすぐ椅子に座っているときがほどんど無いと言ってもいいくらい。
まるで、ダンスの合間にピアノを弾いているようなんだけど、とっても惹きつけられました。
2人の息もピッタリで、ほんの数日前に初めてセッションをしたとは思えないほど!!
1+1が無限大になったような気がする時もあるかと思えば、今度は1+1が
限りなく一つに近くなっていくような気もしました。
写真からわかるように、天井がアーチ型になっているので、音が反響して、
全く違う方向から帰ってくる感じなので、余計に2つのピアノが一体化して聞こえたのかもしれません。
モーツァルトのソナタはかなりアップテンポで、カデンツァ(即興)も素晴らしかった。
でも、私がソナタ以上に感動したのは、今回のコンサートの為に用意したんだと思うんですが、
チック・コリアの曲と、フリードリヒ・グルダの曲をコンバインしたもの。
フリードリヒ・グルダは20世紀を代表するピアニストだそうですが(実は良くわかっていなかったのですが・・・)
実はジャズの世界にも非常に造詣が深く、多くの作品を遺したんだそうで、
チックの曲とは相性が良かったんだと思います。
前のめりのリズムがとってもカッコ良かった~。
お互いの音楽を尊重して、相手の音にものすごく集中している様子が伝わってきました。
今まで、小曽根さんの音楽は沢山聞かせてもらいました。
トリオはもちろん、ゲイリーバートンとのデュオも、ビッグバンドも、どれも素晴らしいものばかり。
でも今回は、私の中でも最も心躍ったものの一つとして、強烈な印象に残りました。
ピアノから、弾き手の思いや哲学はこうなんじゃないか?と想像したり、
それを自分の生き様にあてはめてみたりできるのが、小曽根さんの音楽の醍醐味だと思うのですが、
他のファンの皆様はどう思っているのかな~~、なんて考えてしまいました。
Kremsmünsterと言う小さな町へやってきました。
四方を緑に囲まれた、とーーってものどかな所です!
今回は小曽根さんとパウル グルダ氏(フリードリヒ グルダの息子さんです)とのデュオコンサート。
車の中で「モーツァルトのピアノ2台のためのソナタ」をたっぷり予習して臨みます。
この町のお城に、故フリードリヒ グルダの博物館がありまして、
これがご縁で、パウルさんはしばしこの地へやってこられるそうです。
中庭では、ネズミちゃんがバイオリンを弾きながらお出迎え~♬
会場の雰囲気もすごーーくステキ!!
向かい合わせに置かれた2台のピアノ、手前の方はふたが取り外されているのですが、
お父さんのミュージアムから運んできたんだそうで、なんと御年110歳の年代物!
足には車輪もついていませんでしたので、動かすのがさぞ大変だったことでしょう。
Bechsteinのもので、まるでアンティークの家具のような美しい模様があったんですけど、
上手く写真に収められませんでした。。。
コンサートの方は、小曽根さんのソロで幕を開け、途中からグルダさんが登場!
この2人のパワー、只者ではなかったです。。。
グルダさん、ピアノを弾いていない時は、ホントにその辺にいるおじ様という感じなんですけど、
ピアノの前に座った途端、まるで田村正和か!?と突っ込みたくなってしまうようなポーズで
"どこぞの世界"と交信を始めるんです。
よく、小曽根さんもピアノを弾きながら天を仰ぐようなポーズを取ることがあって、
私は「うわ~、音楽の神が降りてきてるんだろうな~」と思って見ているのですが、
グルダさんは神が降りるのを待つではなく、自分からコンタクトを取りに異空間に突っ込んで行ってる、といった雰囲気。
ピアノの弾き方も個性的で、まっすぐ椅子に座っているときがほどんど無いと言ってもいいくらい。
まるで、ダンスの合間にピアノを弾いているようなんだけど、とっても惹きつけられました。
2人の息もピッタリで、ほんの数日前に初めてセッションをしたとは思えないほど!!
1+1が無限大になったような気がする時もあるかと思えば、今度は1+1が
限りなく一つに近くなっていくような気もしました。
写真からわかるように、天井がアーチ型になっているので、音が反響して、
全く違う方向から帰ってくる感じなので、余計に2つのピアノが一体化して聞こえたのかもしれません。
モーツァルトのソナタはかなりアップテンポで、カデンツァ(即興)も素晴らしかった。
でも、私がソナタ以上に感動したのは、今回のコンサートの為に用意したんだと思うんですが、
チック・コリアの曲と、フリードリヒ・グルダの曲をコンバインしたもの。
フリードリヒ・グルダは20世紀を代表するピアニストだそうですが(実は良くわかっていなかったのですが・・・)
実はジャズの世界にも非常に造詣が深く、多くの作品を遺したんだそうで、
チックの曲とは相性が良かったんだと思います。
前のめりのリズムがとってもカッコ良かった~。
お互いの音楽を尊重して、相手の音にものすごく集中している様子が伝わってきました。
今まで、小曽根さんの音楽は沢山聞かせてもらいました。
トリオはもちろん、ゲイリーバートンとのデュオも、ビッグバンドも、どれも素晴らしいものばかり。
でも今回は、私の中でも最も心躍ったものの一つとして、強烈な印象に残りました。
ピアノから、弾き手の思いや哲学はこうなんじゃないか?と想像したり、
それを自分の生き様にあてはめてみたりできるのが、小曽根さんの音楽の醍醐味だと思うのですが、
他のファンの皆様はどう思っているのかな~~、なんて考えてしまいました。
by yohko_greenleaf
| 2007-06-06 21:50
| ★travel
HN:はっぱ。 カナダとドイツで10年暮らし、2010年2月に日本に戻ってきました!
by yohko_greenleaf
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